鎌倉で相続の相談なら、かもめ総合司法書士事務所
鎌倉・相続相談ひろば
かもめ総合司法書士事務所<鎌倉市由比ガ浜>
2023年1月、当事務所は開業15年目を迎えることができました。
自分では、あっという間な気がしますが、人生に例えると、生まれてから中学3年生までの間。そう考えると長い歳月に感じます。
司法書士開業15年目となると、無意識のうちにいろんな団体の会員になっていることに気づきます。
司法書士会をはじめ、行政書士会、成年後見リーガルサポート、日本財産管理協会、ウエブ解析士協会、鎌倉商工会議所・・・自分でも瞬時に思い出せません、年間の会費の合計はいったいいくらなんだろうか。
もうこれ以上会員になるのはやめようと固く心に誓いつつ、直近で会員になったのが一般社団法人日本相続学会。
学会といっても、学者の方はそれほどでもなく、どちらかといえば、常日頃、相続業務に関わる弁護士、税理士、司法書士や生命保険会社、不動産会社等、実務家の会員が多い団体です。
入会のきっかけは、セミナー講師を依頼されたこと。テーマは「徳川家康の相続対策」と題して日本の相続制度の変遷から江戸時代をつくった徳川家康の相続対策までをお話させていただきました。
ちょうど業務が超多忙な時期と重なり、準備不足でセミナーの出来は満足のいくものではありませんでしたが、主催者側の方々は大変温かく迎えてくださり、そのまま自然に入会となりました。
前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります。
その日本相続学会の研究報告に、相続実務者(弁護士、税理士、司法書士等)向けアンケートの調査結果が発表されておりました。
中でも私が一番興味をひかれたのが、「相続争いとなった場合、その主な理由は何だと思いますか?」という質問。
なんと、一番多い回答は「積年の恨み」でした。
複数回答なので、ほかの理由(遺産分割の方法、介護負担、不動産の分け方、被相続人の意思が不明など)と一揃いになっていると思われますが、この集計結果から「積年の恨み」はどの家族間にも(多かれ少なかれ)水面下で存在していることが感じ取られます。
具体的には、幼いころの兄弟間の不公平感、負担してもらった学費の差額、家を買ったときの援助額など、理由をあげればきりがないでしょう。
したがって、水面下の「積年の恨み」が表に出てこないようにすることが真の相続対策ではないか、と思うに至りました。
同時に行われた質問「円満かつ円滑に相続できた理由は?」に対する一番多い回答は、遺言書でした(約8割が公正証書遺言)。
たとえ、積年の恨みがあったとしても、法的に有効な端然とした遺言書があれば、ある程度納得せざるを得ないため争いになることは少ない、ということでしょう。
スムーズな遺産承継には、遺言書が大きな役割を果たしていることを改めて実感した次第です。
2023年1月
司法書士 日永田一憲
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かもめ総合司法書士事務所では、相続手続きをスムーズに行うことで、相続人の方のご負担を軽減し、これからのご家族の安心と幸せをサポートすることを使命と考え、日々、業務に取り組んでおります
かもめ総合司法書士事務所
代表者
司法書士・行政書士
日永田一憲(ひえだかずのり)
昭和44年生れ
鎌倉市在住
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