相続で不動産を取得したが、今後どのように維持管理、活用していけばいいのかよく分からない、という相談をよくお受けします。

共有、空き家、借地などのケース別、お悩み解決方法のご紹介です。

遺産分割協議の際に複数の親族の共有名義にしてしまった不動産のお悩み

• 固定資産税等の費用精算が面倒
• 維持管理の意思決定に時間がかかる
• 居住者と非居住者の間に広がる不公平感

【解決策】

• 共有者同士で売買契約を締結し、共有持分の買取り（売却）によって単独所有とする
• 共有不動産を分筆、共有物分割を経て、それぞれを単独所有とする
• 共有者全員で一括売却

地方の空き家や空き地を相続した場合のお悩み

• 住んでいないのに固定費はかかる
• 火事や犯罪が心配
• 地目が畑などの農地になっている

【解決策】

• 費用対効果を測り、リフォームして賃貸する
• 需要があれば駐車場、資材置場等への転用する
• 隣地所有者や近隣の方への譲渡を提案

権利関係が複雑な旧借地権の土地を相続した場合のお悩み

• 地価に比べ地代が安い
• 契約書がなく契約内容が不明

【解決策】

• 地主と借地権者で底地と借地を同時に所有権として売却
• 地主から底地を買取り、完全な所有権とする
• 土地を分割し借地権と所有権を等価交換する

管理コストがかかる賃貸物件を相続した場合のお悩み

• 老朽化により空き部屋が増えた
• 家賃が安くて採算がとれない
• 自分たちで管理するのは大変

【解決策】

• 不動産会社とサブリース契約（一括賃貸）を締結し、管理も任せる
• 一部または全部を売却し、新しい物件に買い替え